ある日の出来事
おはようございます(^-^)
【白メガネ】荒川です(^-^)
今から11年前の事です。
パチンコ屋の店長を辞めた後、当時営業に来ていた方が独立して会社を立ち上げ、パチンコの機械を卸売していた方に誘われ、人生初の【営業】という職業についく機会に恵まれました。
それこそ、右も左も分からない状態で就職した私は最初の一ヶ月間は全く物が売れず、会社にとって1円も利益を出していないのに、お給料は貰うという、正に「給料泥棒」の状態でした。
そんな当時の私を雇ってくれた社長さんは、そんな私にアパートを借りてくれて、車を用意してくれて、食事にも連れて行ってくれて、飲みにも連れて行ってくれて、とにかく色々面倒をみて頂きました(^_^;)
会社が用意するのは当たり前だ。と思うかもしれませんが、社長さん1人の会社で1人の人間を雇って、諸々の経費を払うというのは、とても大変な事だと思いました。
そして、そんなに簡単に物が売れるほど、甘い世界ではありません(^_^;)
毎日心苦しくて、初めて頂いた給料の切なさと言ったら。。。(^_^;)
幸い二ヶ月目以降少しずつ売れる事が出来て、ちょっとずつ恩返しをする事が出来たものの、最初の一ヶ月間の事は、ずっと心に残り続けました。
そんなある日の事、昨夜のブログに書いた社長さんが新しくお店を始める事になりました。
そして、そのお店を始めるちょっと前に呼ばれ、「新しいお店で働いてくれないか？」と、誘って頂いたのです。
この時、私はこの社長さんも好きでしたし、仕事でもお世話になりました。
誘って頂いた事自体もとても嬉しかったです。
しかし、当時お世話になっていた会社の社長に、大変お世話になったものの、まだまだ恩返し出来ていない状況でしたので、申し訳ないのですが。。。m(_ _)m と、心苦しいながらもお断りさせて頂きました(^-^)
更にそこから1～2週間後、同じ社長さんと、その奥様と一緒の席に改めてお呼ばれしてお食事させて頂いた際の事です。
奥様「荒川さん。荒川さんはいくらのお給料だったら来てくれるの？」
と聞かれたのですが、すると、すかさず
社長さん「荒川は、お金の事で断った訳じゃないんだ。だから、そんな事は聞くな！」
と、仰って頂いたのです(^_^;)
今は殆ど少なくなりましたが、当時のパチンコ業界は店長等の引き抜きは少なくない状況でした。
中には条件を引き上げたくて、駆け引きしたりする人もいたので、自分の待遇が理由で断ったりする人もいたのだと思います。
でも、最初の頃、給料泥棒状態だった私を面倒みてもらった方に対して申し訳が立たない気持ちでいっぱいだった事をちゃんと汲み取ってくれたのです(^_^;)
何だかとても「嬉しかった」出来事でした。
その時心の中で、「いつか、この社長さんに何かの形でこの時の恩返しをしたい！」と、思ったのです(^-^)
それから数年後その時は訪れ、どれ位？お役に立てたか？どうかは分かりませんが、その社長さんに恩返しする機会にも恵まれ、11年経った今でも良いお付き合いをさせて頂いており、年に数回しか会う事は出来ないものの、その機会を毎回楽しみにしているのでした(^-^)
と、いう思い出話があっての、昨夜のブログでした(^-^)
それでは、今日も良い一日を(^-^)
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