経世済民:経済は民を救う。経済・政治・投資等、思いついたことを記載致します

繁盛店の終焉

ご無沙汰しております。

白メガネ荒川です。

先日、ある求人広告媒体を扱っている営業の方とお話しさせて頂いた際にこのような事を聞きました。

「最近の求人状況は忙しいお店や流行っているお店では働きたくないって言う方が多いんですよ〜」

それを聞いた私は

「え?!だってそんなこと言ってたら暇な職場で楽に稼ぎたいってこと?そうするとその暇?な職場は先行きの不安とかないの??それでも大丈夫なの???」

と、驚いてしまいました。

実際、今年面接にいらっしゃった方の中でやたらと「会社都合」での退職が続いている方がいました。

その時は、なんとなく?ついてない方?なのかなぁ。。?とか。。。なんでだろうなぁ。。。?と不思議に思っていました。

 

ただ、まぁ。。実際の所、働く方にとって(楽で高い時給に越した事はないというのは)本音でもあるんだろうなぁ。。と思いながらその話を聞いていました。

しかし、それ以降、気になって求人広告や、お店などに張り出してある求人情報を注意深く見てみると、ある事に気がつきました。

 

今から5年前は福島県の最低時給は648円でした。

それが数年前に710円になり、28年10月以降726円になりました。

この2〜3年で時給が60円以上も上がること自体異常なんですが、実際の現場はもっともっとおかしな事態が起きています。

数週間前、市内の回転お寿司やさんでは学生の時給830円。

たまに行く、近所の人気焼肉店での学生アルバイト時給900円で募集。

さらにその近所の人気のパスタ屋さんは何と平日時給900円、週末950円、一般の方平日1000円、週末1050円。。。。(汗)

ええっ?!( ̄□ ̄;)!!マジで?

19時頃にそのお店に入って中を見ると厨房3人、ホール4人。

以前は厨房5〜6人、ホール7〜8人いて、フル稼働していたお店も、この人員に合わせてお店の半分の席は入店させないで調整していたのです。

 

ある面では、このお店のオーナーさんはちゃんと顧客のことを考えてらっしゃるんだなぁ。。と感心しました。

 

以前某回転すしは、明らかに人数が少ない状況なのに、空いてる席にすべて詰め込めるだけ詰め込んで座らせた挙句、麺類や汁物が出てくるまで30分かかるという異常事態を招いていました。

すっかりお寿司を食べ終わった後、やや満腹のところに麺類が運ばれてくるのです(笑)

お店にとってその日はフル稼働して、一時的に売上は上がるかもしれません。

でも入れたら入れた分だけクレームも増えたはず。。。(^^;;

こんなことなら入店調整すれば良いのに。。。と思ったものです(笑)

そこと比べると今日のお店は、入店するまでは多少待ちますが、席についてオーダーしてからは通常?または少し早い?くらいのスピードで食べ物が来て、スムーズに食事する事が出来ました。

ただ、この異常事態が気になって食事に集中できない(笑)

だって、これが天井では無い訳です。

人がいない→時給増やさないといけない→人が来ない→さらに時給上げなくてはいけない→それでも繁盛店よりも暇なお店で働きたい心理が働く→やっぱり人がいない→

ここまで来ると。。。。

更に時給を上げるか?

販売価格を上げるか?

お店を辞めるか?

こんな選択肢の中から選ばなくてはいけない状況になる訳です。

 

何と皮肉なことでしょうか・・・精一杯努力して美味しいものを提供して、繁盛すればするほど人が足りなくてしんどくなる。少ない人数では耐えきれなくてジワジワ人が辞めていく。お店が開けられない。。。。。

 

これってやばくないですか???(^^;;

 

下手すりゃ24時間営業の商売している方は3日くらい寝ないでお店を開けなくてはいけない時代がすぐ目の前まで来ているのかもしれません・・・汗

 

も。。。もうダメだ。。。これ以上お店を開けておけないから明日から23時から朝の7時まではお店を閉めよう。。。

 

そんな事もあり得るのではないでしょうか?(笑)

 

時給が1500円を超える所が出てきたら、アルバイトの面接に行ってみようかな?(笑)

 

来るべき時に向かって「時流適応」出来る様に備えたいものです。。。(^^;;

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